パウスカートとは

パウスカートは、フラを踊るときに着ける巻きスカートです。裾のひらひらとした揺れが、腰の動き(ハプ)を美しく見せてくれます。もともとは厚手の生地で作られていましたが、いまは練習や発表会で扱いやすい、軽くて動きやすい生地のものが主流になっています。教室でも、生徒さんの多くはレッスン専用のパウスカートを一枚持って、着替えてから練習に入っています。動きやすさだけでなく、着けるだけで気持ちが切り替わる、という声もよく聞きます。

丈の選び方

丈は膝が隠れるくらいのものから、くるぶし丈まで幅があります。練習用には、足さばきがご自分でも見えやすい、膝下からふくらはぎくらいの丈がおすすめです。発表会用は、曲の雰囲気やクラスの決まりに合わせて、少し長めを選ぶことが多くなります。身長によって同じ丈でも見え方が変わるので、購入前には、実際に着けて鏡の前で腰を動かしてみて、裾が足に絡まらないかを確認しておくと安心です。特にカホロのように横に大きく足を運ぶステップでは、丈が長すぎると裾を踏んでしまうことがあるので、練習のはじめは短めのものから試していただくこともあります。

ゴムの本数と着け心地

パウスカートのウエスト部分はゴムひもで結ぶタイプが多く、ゴムの本数によって揺れ方や着け心地が変わります。ゴムが少ないタイプは軽く揺れやすい反面、動いているうちに腰の位置がずれやすくなることがあります。本数が多いタイプはしっかり固定される分、揺れは少し控えめになります。はじめのうちは、練習中にずり落ちてこない、ちょうどよい本数のものを選ぶと、着け直しを気にせず踊りに集中できます。体格や好みによって、心地よく感じる本数は人それぞれです。迷ったときは、教室にある貸し出し用のいくつかの本数を試してみて、ご自身の感覚に合うものを見つけていただくのがいちばんです。結び目の位置も、ウエストの真横より少し後ろにすると、正面から見えにくく落ち着いた印象になります。

ハイビスカス柄・モンステラ柄など3種類のパウスカートを並べたイメージ
柄違いのパウスカート。ハイビスカス、モンステラ、プルメリアなど

柄の意味(ハイビスカス・モンステラ)

パウスカートの柄にも、それぞれ小さな意味があります。ハイビスカスは南国を代表する花で、「繊細な美しさ」を表すとされ、いちばん人気のある柄のひとつです。花びらの色によって印象が変わるので、赤系は華やかに、パステル系はやわらかい雰囲気に見せてくれます。モンステラは大きな切れ込みのある葉の柄で、「生命力」「成長」を感じさせるモチーフとして使われます。ほかにも、プルメリアやティーリーフをあしらった柄をよく見かけます。発表会では、クラスや曲のテーマに合わせて柄をそろえることも多く、教室の先生に相談しながら選んでいただくのがおすすめです。

洗い方とお手入れ、はじめては教室の貸し出しで十分

パウスカートの多くはポリエステル素材で、自宅の洗濯機で洗えるものがほとんどです。ただしゴム部分やプリントを傷めないよう、洗濯ネットに入れ、弱水流で洗うのがおすすめです。乾燥機は生地が縮んだり柄が傷んだりすることがあるので、陰干しでゆっくり乾かしてください。汗をかいたレッスンのあとは、なるべくその日のうちに洗っておくと、生地の傷みを抑えられます。畳むときは、プリーツをつぶさないよう軽くたたんでおくと、次に着けたときのシルエットがきれいに出ます。とはいえ、はじめて教室に通う段階では、ご自分のパウスカートを用意する必要はありません。多くの教室(当教室も見本として同様です)では貸し出し用のパウスカートをサイズ違いでいくつも用意しているので、まずは借りて踊る楽しさを味わっていただき、続けたいと思われたタイミングで、ご自分の一枚を選んでいただくので十分です。

よくある質問

Q. サイズが合わなかったらどうすればいいですか?

A. ウエストのゴムひもで調整できるものがほとんどです。丈が長すぎる場合は、内側に軽く折り込んで着けることもできます。既製品で合うサイズが見つからないときは、教室の先生に相談してみてください。

Q. 発表会用と練習用は分けたほうがいいですか?

A. 分けなくても大丈夫です。ただし発表会用は柄や色をクラスでそろえることが多いので、購入するタイミングは先生に確認してから決めると安心です。練習用は、汚れても気にならない一枚を選んでおくと、洗い替えの心配も少なく気楽に使えます。