教室・先生にまつわる言葉
まずは、教室に通ううえでいちばんよく耳にする2つの言葉からご紹介します。どちらも初回のレッスンから自然に出てくる言葉です。
- ハーラウ:フラを習う教室、または一門のこと。「ハーラウの輪」という言葉で、生徒同士が比べ合わない、輪になって支え合う空気を表すこともあります。当教室も、ひとつの小さなハーラウです。
- クム:フラの先生を指す言葉。もともと「幹」「源」という意味があり、教えの土台になる人を表します。名前の前に「クム」を付けて「クム・○○」と呼ぶこともあります。同じハーラウの仲間は「ハーラウ・シスター」と呼び合うこともあります。
踊りのスタイル(カヒコ/アウアナ)
フラには、大きく分けて2つのスタイルがあります。どちらも同じ「フラ」ですが、生まれた時代と雰囲気が異なります。
- カヒコ:伝統的なフラ。太鼓などの生演奏や、詠唱(オリ)にあわせて踊る、力強いスタイルです。祈りや神話を伝える踊りとして生まれました。
- アウアナ:現代的なフラ。メロディーのある歌(メレ)にあわせて、なめらかに踊るスタイルです。教室のレッスンで最初に多く扱うのはこちらです。
基本のステップ(カホロ・カオ・ウエヘ)
どの曲を踊るときも、土台になるのはこの3つの足の動きです。最初のレッスンで、時間をかけて練習していただいています。この3つを組み合わせるだけで、1曲分の振り付けの多くはできています。
- カホロ:横に体重を移しながら4歩で1セットになる、フラの基本の足のステップです。右・左と交互に繰り返します。
- カオ:片足に重心を移し、もう片方の膝をやわらかく曲げて揺れる、腰の動きの基本です。フラらしい揺れは、この動きから生まれます。
- ウエヘ:両足を開いて閉じる、フラの土台になる足のステップ。曲の始まりでよく使われます。「ウエヘ」には「開く」という意味があります。
歌・発表にまつわる言葉(オリ・メレ・ホイケ)
踊りだけでなく、歌や発表にまつわる言葉も知っておくと、教室での会話がぐっとわかりやすくなります。発表会が近づくと、特によく登場する言葉たちです。
- オリ:伴奏のない詠唱。祈りや物語を、声だけで伝えるものです。カヒコの多くはこのオリにあわせて踊ります。歌い出しの一声で、場の空気がすっと引き締まります。
- メレ:メロディーのある歌。アウアナの多くは、このメレにあわせて踊ります。歌詞の意味を知ると、同じ曲でも踊りの表情が変わってきます。
- ホイケ:発表会のこと。生徒さんが練習の成果を披露する場です。当教室でも、年に一度の見本行事として開いています。ホイケに向けて練習すること自体が、上達の大きな目標になります。
用語は覚えなくても大丈夫
ここまでいくつも言葉を並べましたが、レッスンの最初からすべて覚える必要はありません。教室では「カホロ、いきますよ」と言葉と一緒に動きもお見せしているので、見て、まねているうちに、自然と言葉と動きが結びついていきます。言葉はあとからついてくるもの、くらいに思っていただいて大丈夫です。通い始めて数か月たったころ、ふと「あ、いまカオって言われてわかった」と気づく瞬間が、生徒さんにはよく訪れます。その積み重ねが、フラを続ける楽しさのひとつでもあります。ハワイ語のまま使うのは、日本語にすると本来のニュアンスが少しずつこぼれ落ちてしまう言葉が多いからでもあります。訳さずそのまま受け取っていただくうちに、言葉そのものの響きも好きになっていただけたらうれしいです。
よくある質問
Q. ハワイ語の発音が難しそうで不安です。
A. 最初は先生の発音をまねするだけで十分です。教室では毎回同じ言葉を使うので、レッスンを重ねるうちに自然に耳になじんでいきます。読み方を間違えても誰も気にしませんので、無理に暗記しようとしなくても大丈夫です。
Q. カヒコとアウアナ、どちらを先に習いますか?
A. 教室では、動きがつかみやすいアウアナから始めることが多いです。カヒコは、ステップに慣れてきたころに少しずつご紹介しています。用語もノートに書いて覚える必要はなく、体で覚える部分のほうが大きい練習です。どちらも無理なく続けられるよう、進むペースは生徒さんに合わせています。